トランプに関するうんちく

カードマジックをやる前あるいは途中においてトランプに関するうんちくをさりげなく語るとこもカードマジックの不思議さをかもし出すのに一躍買う。
トランプはなぜ4種類(ハート、ダイヤ、スペード、ダイヤ)あるのか? なぜ各種類13枚なのか? などをトークすると「へえ!」などと関心されること間違いナシだ。

もともと「トランプ」と呼ぶのは日本人だけで、欧米では「プレイングカード」と呼ぶ。バイシクルのカードケースの表面にもPRAYING CARDとしっかり書いてある。トランプの本来の意味は「切り札」である。外国人がカードゲーム中に、「トランプ!(切り札!)」という声がよく聞かれたため、それを聞いていた日本人がそのゲームの名前が「トランプ」であると勘違いしたのだと言われている。そしてカードそのものの名前になってしまったようだ。

日本には室町時代に鉄砲と一緒に伝えられたといわれている。当時は「西洋カルタ」と呼ばれていたようだ。
カルタも西洋からきたから西洋カルタというのもおかしな表現だ。ちなみにカードは英語、カルタはポルトガル語、カルテはドイツ語だ。

トランプの起源は、古くインドで使われた「タロット」という占い用具が、タロットカードに変化していき、ジプシーによって西洋に紹介されたようだ。
現在の形に近いトランプは、14世紀後半に、ヨーロッパ各国に現われ、それ以後に図柄・形・枚数・名称など、国によって種々変化していった。ちなみにトランプのスペードは剣の変形で軍人、王様を、ハートは洋盃で僧侶を、ダイヤは貨幣で商人を、クラブは棍棒で農民を象徴している。日本で言えば士農工商みたいなものだ。歴史の奥深さと神秘さを感じずにはいられない。

トランプはどうして4種類あるのか? これは季節(四季)を現しており、それぞれの季節が13週あるのでAからK(1〜13)の13枚あるのだ。1つの季節が13週なので13X7日で91日。そして四季なので91日x4で364日。1日足りないのでジョーカーが1枚でジャスト365日!しかし トランプには必ずジョーカーが2枚入っているはずだ。エキストラジョーカーはうるう年の1日分だ。

マジックの最中にこのうんちくを語れば、客は関心すること間違いナシだし、ターンオーバーパス等の難しい技法を、このトークの間にさらっとやってしまうのもひとつの手かもしれない。_(^^;)ゞ

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