出張マジックの様子

川崎日航ホテル レストラン「ナトゥール」

1/13(火)

昨日の夜は川崎日航ホテルにある「ナトゥーラ」というレストランでマジックのお仕事。 前日に急遽頼まれて入ったお店でした。

バイキング形式で食材のラインナップも豊富で、タラバガニが山と積んである。
店の雰囲気は市川グランドホテルに似ているが、質と量が全然違う。

6時開店と同時に予約のお客様ですぐに満席状態。 平日の夜にもかかわらず人気店であることがわかる。

お店の入り口には「ハッピーTuesday」 と書かれていて、テーブルマジックが無料で楽しめることが宣伝されている。

実はこのマジックが目当てで来ている客様が多かったのも事実だ。 毎週火曜日はテーブルマジックの日として、集客に一役かっているのだ。

ここも呑具里と同じように、マジシャン自らテーブルに行き、マジックを見せるというもの。 レストランの店員はノータッチだ!

「本日はマジックデーで、お客様に無料でマジックを楽しんでいただけます。 後ほどうかがいますので、よろしくお願いします」

と全てのテーブルに御挨拶。 バイキング形式なので、入店してすぐはお客様も食べるのに忙しいので 30分ぐらい経過したごろからホッピング開始。

最初に突撃したテーブルは男性8名様。
人事異動で来た若手社員の歓迎会だという。 チョップカップでレモンを2つ出した後は ビルチェン→指輪芸→フジワレットという居酒屋オリジナルルーティン炸裂!

若い男性社員だけあってトップバッターとしては大いに盛り上がった。 そしてレストランの従業員も見ている。
(というよりどれだけの腕前のマジシャンが来たのか観察している感じ)

レストラン中に響き渡る拍手と歓声で、大いに盛り上がった。

こうなると他のテーブルもやりやすい。その隣のテーブルは小さいお子さんが3人いる家族。 お子様向けにスポンジボールやチャイナリングで盛り上がる。 一番上のお嬢ちゃんが誕生日だというので、カードマジックを披露。 トライアンフ→アンビシャス このあたりでお父さんが真剣に食いついてきた。 最初は食べるのに夢中であまりマジックを見ていなかったのだが、アンビシャスで食いつく!(笑) そしてラストはペットトリックで決めてみた。

誕生日の近いの言葉がサインされたものがペットボトルに貫通! 

「一生の宝物にします」

ありがたきお言葉だ!

次は若いご夫婦。男性がマジックに異様に食いつく。 チョップカップのあと2枚カード当てからアンビシャスで大盛り上がり。 この男性も誕生日だという。今日はそんなお祝いのお客様が多いようだ。

次はオバサマ3名様
「前もマジック見たわよ!もっと細い人だったわ」 といきなり絡んできた。(笑) こういうお客様はやりやすい。

チョップカップのあとカードで2枚当て、そしてアンビシャスと演じたが、 一人のオバサマが、妙に慣れている感じ。
「もしや旦那様がマジシャンですか?」
と聞いてみるが、違うという。
でも普通のオバサマではない匂いが。。

あとでそのオバサマに聞いてみたら
「実は兄がマジシャンで岐阜で奇術同好会の会長をしているのよ、 でもマジック全然タネ判らなかったし、面白かったわよ!」

だって。。(笑)

他にもマジック大好き少年がいるご家族で演じたりしてあっという間の閉店時間。 僅か7テーブルしか演じなかった。
6時半〜8時半までの僅か2時間であったが、とても楽しい時間でした。

どうでもいい話だが、このレストランのカレーが人気のようだ。 全てのテーブルでカレーを食べていた。 良く見るとジャガイモが入っている。

普通レストランのカレーは業務用カレーを入れているだけのところが多く、 足が早く痛みやすいジャガイモは普通入れない。
しかしここのレストランはそのジャガイモが入っている。結構自家製で煮込んで作っているに違いない。 いい匂いがしていたので、今度食べてみたい。 賄いで食べられればいいんだが。。(^O^)

あと、私はレストランでも居酒屋でもキャバクラでも飲食店でマジックをする時は その店の従業員に負けないぐらい大きな声と満面の笑みで

「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」

と言うようにしている。
昨日のレストランでも従業員が驚いて振り向くぐらい元気良く挨拶をした。
そしてお客様が会計を済ましてお帰りになるときは、出口までお送りし、 最後の御礼の挨拶もちゃんとする。

マジシャンはお客様と直接コミュニケーションを取れる立場にあるので 従業員よりも遥かにお客様との距離感が近いわけだ。

「またお越しください。本日はありがとうございました」

このセリフは是非マジックを見たお客様には声を掛けたいものである。

ロイヤルホスト → 銀座アスター → 後楽園球場のビール売りと17歳から接客業のアルバイトをしていたので、自然にこういったスキルが身に付いたのであろう。

どの世界でも「接客」は命だと思う今日この頃でした。

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