ある企業のクリスマスパーティーに招待さた。クライアントの希望はサンタの格好でマジックをして欲しいというもの。
初めての経験ではないが、子供相手のショーでは経験があるが、大人の会合での依頼は初めてだ。
地下鉄表参道駅から直結している高級オフィスビルに向かう。私はジーパンスタイル。会場に到着すると黒いドレスにサンタの帽子を被った綺麗なお姉さまが20名以上! おぉ沢山いる。やや! なんか違ったお店に来てしまったか?! 外国の方も多く、ジーパンスタイルの私はかなりビビッた!
そして驚いたことに、先日カナダ大使館で一緒になった生演奏のお姉さま方とまたお会いしたことである。世間は狭いものだ。そして生演奏の中、マジックショーとなる!
控え室でサンタの格好に着替える。サンタスーツにはポケットが無いのだ。つまりホーミングカードは演じることはできない。ネクタイを着けるわけにもいかない。さらに、会場は立食パーティーであるが、テーブルが無い。おやぁ! テーブルがないということは、トライアンフはNGだ。これはもうアンビシャス一本で行くしかない!
一般的なアンビシャスルーテンからネクタイへの飛行の替わりに、ベルトへ挟む技に急遽変更。これが非常に受けがよい。要は挟めればどこでも良いわけであるが。。
そしてフェイスアップアンビシャスやベンドアンビシャスを演じまくった。またもっと見たいというお客様にはジャックの探偵を披露。外国の方も非常に驚いて頂き、演じていても非常に気持ちの良いものであった。
あるお客様からは「今度うちの会社でやってよ」と名刺を要求されたり、とにかくあちこちで人気者になってました。
「テーブルなし」「ポケットなし」で演じられるマジックを厳選しておくのも大切だと感じました。やっぱりアンビシャスカードが最高ですね。