出張マジックの様子

さいたまスーパーアリーナ

被災地ボランティア

deliphoto 3/27(日)

震災の影響でマジックの仕事がキャンセルになり自宅待機が続く中、 ボランティアの話が来た。

場所はさいたまスーパーアリーナ。ここは福島県で被災した方々が避難しているのだ。

この避難所で活動をしている方が居酒屋「あんしぇ」のオーナーと親友であり、ボランティアの話が持ち上がり、その話がイケメンKENさんにいき、私とマジシャン大輝さん、そしてなぜかバードマンも先日の美人アシスタントを連れて来ていた。(笑)

マジックの力で少しでも笑顔になってもらい、ちょっとでも元気になってもらえればと想いマジシャンが結集したわけだ。

さいたまスーパーアリーナといえば格闘技のイベントなどで有名だ。駅前では募金活動が活発だ!

受付で服の上に「ボランティア」「マジシャン」とガムテープで書いたものを張ってもらう。

ボランティアの女子高生がイケメンを見て「キャーマジシャン格好良い!」と大騒ぎ。

「イケメンだけどホモだよ」って言ったらまたまた大騒ぎ(爆)

私がスポンジを演じたらキャーキャー大騒ぎ。 俺はむっしゅか(爆)

中に入るとは様々なボランティアのスペースがある。 品薄とされている飲料水、食べ物、お菓子類は充分あり、他にも整体・マッサージ、マスク、オムツ等の医療用品、携帯電話の充電、生活相談、子どものケア相談、インターネット接続、お医者様や弁護士の相談まで、あらゆるものが揃っている。つまり物資的にはまったく不自由がない。

これは他の被災地よりははるかにマシなのであろう。

しかし少し歩くと通路の両側にダンボールで仕切られた各家族の避難スペースが永遠と続く。

そこには寝ているお年寄りも多く、プライベートはまったく無い空間だ。 このような環境に長期間生活することはかなりのストレスであろう。

そんな避難スペースの合間を縫って控えスペースでマジックの準備だ。 マジックを演じる場所は子ども達が集まって遊ぶエリアで、今でも沢山の子どもがトランプやオセロ、フリスビーなどの遊具で遊んでいる。

大人は疲れた表情の方が多いが子どもは元気だ!

そんな中始まったマジックショー。 トップバッターはマジシャン大輝さん。

華麗な鳩出しで大歓声! バードマンとは少し違う鳩出しでお見事である。

しかしBGMが煩いとの苦情が入り、急遽音楽無しでの演技に。 まぁ、これは仕方が無いね。

続いてイケメンKen。

マコミカルデック、小さくなるデックで子ども達も大喜び! ラストは缶コーラの復活!

そしてバードマンは美人アシスタントを使って人体貫通(インタールーダー)

ラストは私がペットトリックを演じてマジックショー終了!

気がつくと子ども以外に車椅子のお年寄りなどの大人の方々も沢山見に来ていただいてました。

実はこれで終わりではない。アリーナの外でゲリラマジックをやるのだ。 いわゆるストリートマジックだ。

ストリートマジックはお台場冒険王での経験があったので演じるべき場所もすぐに判断できた。 それは人の通り道でやると言うことだ。

最初は私と大輝さんの2人で風船を飲む!これで人が自然と集まってくる。 私がスポンジ芸で盛り上げ、大輝さんが再び鳩出し! どんどん人が増える!

イケメンKenさんが缶ビールの復活! アンビシャスカードでお弁当デックで爆笑!

バードマンはタバコ食い! ホーク曲げ。

被災地にビールだ!タバコだ!茶髪だ!の不謹慎3連発(爆)

ざっと50名は居たであろうお客様。 子どもは無邪気にマジシャンに絡みつく。 大人もマジックを見て笑顔になっている。

ストレスのたまる避難生活の中で一服の清涼剤となってくれれば、 そんな気持ちで精一杯やりました。

脚立に乗って写真を撮っている人までいる。 よく見たら朝日新聞と読売新聞の記者だっだ。

ちょろっと取材を受けました。 翌日の朝刊に掲載されました

ご協力のマジシャンの方々もお疲れ様でした。 またどこかでボランティアマジックやりましょう!

子どもがもっと元気になるために! そして、それを見た大人がもっともっと元気になるために!

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