気まぐれ日記

2006年3月25日(土)

東京にある八重洲マジックセンターでのレクチャーに参加した。講師は世界的にも超有名なマーカテンドー師。実は私はマジックのレクチャーに参加するのは初めてで、少々緊張気味であった。またあの狭い?店舗の中で、30人も入れるのか?などといろいろ考えていた。
12時半ごろお店に到着。お店の人が慌しく準備をしている。大き目のガラスショーケースを1つ出し、商品の一部も外に搬出されていく。受付を済ましてくつろいでいると続々参加者がやってくる。正確に数えていないか40人以上はいる感じだ。階段が混んできたので、外で暖かい日差しを浴びていたが、その時一際オーラを放つ人が私の目に飛び込んできた。そう、マーカテンドー師である。私と目が合うと気さくにご挨拶をしてくれたのが非常に印象的であった。とっても明るくて気さくな方のようだ。 予約の先着順に10名ずつ最前列の椅子に着席してレクチャーを受けられるようだ。3回のレクチャーがあるので先着30名の方が最前列の特別リングサイド席ということだ。私は1回目のレクチャーで最前列であったが、一番端っこであったため、よく見えない個所があり、これだったら後ろで立っていたほうがマシかもしれない。

レクチャー1回目 午後1時から
シルクハンカチを使ったマジックの紹介。ハンクボールを使った一連の手順を解りやすく解説。秘密の指の動きに感動してしまった。そして手順や技術的なこともさることながら、演出、目線の動き、シルクハンカチのメンテナンスなど、紙ベースの解説書では語られることは無い貴重な話が盛り沢山であった。
他にファイヤーワレットの手順やファウンテンストリーマーシルクの下準備のポイント、またマジックロックと言う南京錠で指定したお客さんの生まれた歳(西暦)や身長で開くというもの、など非常に中身の濃い内容であった。

休憩時間は大即売会である。私はシルクのセットとハンクボールを購入。もちろんお店の商品も半額で買えるが、それはいつでも買えるのでとりあえずマーカテンドー師のグッズに集中。

レクチャー2回目 午後3時から
今度はスポンジマジック。サナダギミックを使った手順で、非常にインパクトのあるものでした。スポンジのメンテナンスなど非常に貴重なお話もあり、嬉しい限り。さらに注目したのがアピアリングステッキだ。これもアイデア満載で、紅白のシルクから紅白ステッキになるものや阪神タイガースカラー(黒と黄色)のステッキなど遊び心満載だ。このステッキの手順や演出上の注意事項なども非常に参考になる内容でプロタッチのちょっとした演出は感心するばかりだ。
他にはカードを選んでデックに戻し、それを天井に投げ、天井に選んだカードがくっつくと言うもの。しかしお客さんが選んだカードだけが天井に張り付くわけがありません。場内を暗くしてペンライトで天井を照らすと、選んだカードが投影されている面白いマジック。 あとはスポンジのバナナをつかった面白い手順、絶対開けることができないトレジャーボックス、ビリビリっとくるボールペンなど笑えるネタのオンパレード。1時間はあっという間でした。

休憩時間は再び即売会だ。私もスポンジとサナダギミックを購入。一般的なサナダギミックよりも柔らかく使いやすい感じだ。さらにシルクバニッシャも購入。シルクはもちろん、ハンカチなども数十枚一瞬にして消すことができる優れもの。そしてペンライトも購入。カードの種類はいろいろあるのでみんな天井に向けてカードを確認している姿がなんか笑えた。天井に投影すると絵札はわかりづらい感じなので私はクラブのエースのペンライトを購入した。
さらにはデジカメでマーカテンドー師と記念写真を撮っている方がいたので、私もお願いして撮っていただいた。すると次から次へまるで撮影会のようになってしまった。「はい!撮影料1.000円ね!」などと冗談を言いながらカメラのシャッターを押していた男はこの私です(^ー^)ノ

レクチャー3回目 午後5時から
1時から始まったレクチャーも気が付けばもう5時である。人間好きなことに熱中していると疲れを感じないから不思議だ。
先ほどペンライトで演じた時のカードのフォースについての貴重なレクチャー。クラシックフォースを愛好家相手に5回連続して成功させるところはさすがプロ! でもこれは難しいので簡単なフォースを解説。このやり方は私ははじめて知りましたが、なかなか良いと思う。
 またアンビシャスカードについても最近テレビで演じられているアンビシャスについても小言を一つ二つ((((((^_^;) 技法の名前はわからないが、表向きでカードを1枚指を挿してもらい、カードを揃えて裏に返すといつのまにか選んだカードがトップにきているというもの。4月以降にアンビシャスカードを徹底的に解説したDVDが出るそうで、それを楽しみにしたいところである。
さらにはフラワーチップが出るセンスの演出、ファンカードのメンテナンス、一番いいろうそくのメーカー、3本リングの手順、ハンカチが沢山出てくる箱の手順、ハンカチの包み方などどれも密度の濃い内容であった。

私にとってはじめてのレクチャー参加であったが、非常に充実したものであった。日ごろクロースアップマジックをメインにやっているが、最近のショーの依頼はやはりステージマジックも多いので、ネタに不足していた感があるので、今回のシルクマジックやステッキマジックはグットタイミングのネタであった。
こんなに密度の濃いレクチャーが3回通して3.000円(1回あたり1.000円)とはお安い。滅多に聞けないプロマジシャンの話を聞くチャンスにめぐり合えて本当に至福の1日であった。

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